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Jackson Browne


私は自分が好きなアーティストの中で、ジャクソン・ブラウンがいちばん身近に感じます。というのは、ビートルズやボブ・ディランはもちろん大好きなのですが、彼らのデビューは62年、63年です。興味を持ってレコードを買うようになったときは、すでに偉大でした。数枚のアルバムが発表ずみでしたので、遡って購入していったのでした。

それに比べてジャクソン・ブラウンはデビューが72年ということで、高校3年のとき。その年の夏か秋頃、国内盤が発売されたとき、なぜかビートルズ好きの友人が買って聴かせてくれました。受験勉強の真っ最中なのに、何をやってんでしょうね。私が所有したのはその1年後。東京で友人になった人がくれました。デビューアルバムはもらったのでした(自分で買えよ)。

ジャクソンは6歳年上だけですし、そのパーソナリティが合ったのか、デビュー時から現在までずっと同時代的にレコードを買い、注目し続けてきました。シンガーソングライターといえば、たぶんジェームズテイラーを嚆矢とするのがだいたいでしょうが、私にとってはジャクソンです。この2人だけではないですが、シンガーソングライターという言葉と、フォークという言葉を分ける分岐点は、前者は弾き語りの曲でもバックをつければロックになってしまうというか、弾き語りでも8ビート感覚でやっているというか、そこらへんがフォークとシンガーソングライターの違いではないでしょうか。フォークの時代は2ビートなんだよね。いつもそんなことを思っているんですが、きちんとした言葉になりません。誰か同感の人がいたら、肉盛りしてください。もちろん、これは歌詞は別です。

ジャクソン・ブラウンといえば、「Late for The Sky」です。1曲だけだったら、他にも良い曲はたくさんありますが、アルバム全体の質ではこれがいちばんではありませんか。いちばん売れたアルバムが「Running on Empty」で、チャートでナンバー1になったのは「Hold Out」だけだそうですが、ファーストからフィフスまでの曲密度の良さったら!

1977年3月に初来日したときのことは、いまでも覚えています。確か初日の中野サンプラザと東京最終の新宿厚生年金会館にいきました。初日のときは、初の日本という彼の緊張もあったでしょうが、ピアノが不調だった。というのも、2階のお客さんが入場のときもらったチラシで盛んに紙ヒコウキを飛ばし始めた。そのうちの1個がステージまで届いて、グランドピアノの中に入っちゃった。そのときは悪気もなく、その結果にはほのぼのと拍手も少し起きていた(と記憶する)。

コンサートが始まってピアノの不調を気にしていたようだったジャクソンが、それに気づいて取り出したというシーンがあった。このコンサートに行ったという人に聞いても、誰もそのシーンを覚えていないのです。ひょっとして自分の妄想かなとも‥‥。誰か教えてください。

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